10月6日、Jannik SinnerはInstagramの動画で、2026年シーズンを終えると発表した。理由は右膝の炎症で、AP通信の情報を引用してABC Newsが報じた。秋の大会での復帰に代わり、イタリア人選手は治療を受ける。医師らと話し合ったうえで決断したという。

「医師たちと話し合い、膝の治療を受ける必要があると判断しました。つまり、私の2026年シーズンは正式に終了です」。Jannik Sinner、Instagramの動画。ABC News/FOX Sportsより引用。api.tennis

Sky Sportsが掲載したチームの声明によると、治療は医療チームの助言に基づいて決まった。Sinnerは自身のメッセージの中で、長期的なキャリアを考え、万全の状態で復帰できるよう最善を尽くす必要があるとも語った。この部分は、AP通信の情報を引用してThe Washington Postが伝えている。

ウィンブルドン後に始まった休養

Sinnerの今季最後の試合は7月12日だった。ウィンブルドン決勝でAlexander Zverevを6‑7(7), 7‑6(2), 6‑3, 6‑4で破り、タイトルを防衛したとATP Tourが伝えている。The Washington Postによると、この勝利以降、イタリア人選手はコートに立っていない。

8月21日、Sinnerは右膝の痛みを理由にUS Openを棄権した。大会の公式サイトが伝えた。次に欠場が確定したのはRolex Shanghai Mastersで、10月3日に主催者が上海大会に出場しないと発表。その3日後には、欠場の対象が個別の大会ではなく、今季の残りすべてに広がった。

6つのタイトル、ウィーンでの防衛は果たせず

Sky Sportsによると、休養に入るまでにSinnerは47試合中44試合に勝ち、6つのタイトルを獲得していた。春にはIndian Wells、Miami、Monte-Carlo、Madrid、Romeと、Masters 1000の大会で5連勝。6つ目のタイトルはウィンブルドンだった。

ABC NewsとSky Sportsによれば、今季には30連勝も記録し、さらに決勝で10連勝を飾った。10月の発表時点でもSinnerは世界ランキング1位だった。ABC Newsは、秋の大会を欠場することでランキング首位を失うリスクが生じると指摘している。

直近の出場予定の一つは、Erste Bank Openでのタイトル防衛だった。Sinnerは2025年にウィーン大会で優勝したが、主催者は10月24日から2026年11月1日まで開催される今大会への欠場を正式に発表した。

Alcarazと連盟から寄せられた支援

10月7日、Carlos AlcarazはSinnerのInstagram投稿にイタリア語で短い応援メッセージを残した。Sky Sport Italiaがコメントを伝えている。

「友よ、以前より強くなって戻ってくるよ」。Carlos Alcaraz、Instagramのコメント。Sky Sport Italiaより引用。api.tennis

イタリアテニス・パデル連盟のAngelo Binaghi会長は、Jannikの健康を守ることが何よりも優先されると述べた。連盟はFITP公式サイトに掲載した声明で、Sinnerを支援すると約束した。Erste Bank OpenのHerwig Straka大会ディレクターも、目先の大会への出場より長期的なキャリアと健康を優先する決断を支持した。コメントは大会公式サイトに掲載された。

英国人テニス選手で解説者のLiam Broadyは、Sky Sportsで、Sinnerのシーズン早期終了は「テニス界にとって打撃」だと語った。秋の大会日程では、現世界ランキング1位が複数の主要大会を欠場することになる。

大会日程の先に待つもの

ウィーンに続き、SinnerはRolex Paris Mastersも欠場する。大会は10月31日から11月8日まで、NanterreのPlenitude Arenaで開催されると、大会公式チケットサイトに記載されている。11月15日から22日にTurinで予定されているNitto ATP Finalsにも出場しない。これらの日程は大会公式サイトとATP Tourの大会紹介に掲載されている。

今季最後の団体戦にも出場しない。SinnerはBolognaで行われるDavis Cup Final 8でイタリア代表に加わらない。Davis CupとFITPが発表した日程によると、大会は11月24日から29日まで開催される。

ABC Newsによると、チームは治療を終えた後、2027年シーズンに向けた準備を始める方針だ。次のグランドスラム大会Australian Openは1月17日に開幕する。同メディアは、順調に回復した場合の復帰候補として挙げているが、初戦の日程が確定したわけではない。

「膝に問題がなくなった段階で、彼はATPツアーに復帰します」。Erste Bank Open大会ディレクターのHerwig Straka、大会公式サイト。api.tennis

復帰の目安となるのは、カレンダー上の特定の週ではなく膝の状態だ。Strakaが示した復帰の条件はまさにそれだった。Sinnerの2026年シーズンは終了したが、次にコートへ戻る日程はまだ発表されていない。